どんな違いがあるの?高分子コラーゲンと低分子コラーゲン

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そもそもコラーゲンは「高分子化合物」

その物質の性質を失わない最小の粒子のことを分子と言います。
分子は原子でできていて、数個の原子で構成される分子もあれば、数万個にもおよぶ原子から成り立っている分子もあります。

数個から数百個くらいまでの原子からできている分子を「低分子」、1000個以上の原子からできている分子を「高分子」と言い、その化合物を「高分子化合物」と言います。
高分子化合物には、でんぷん、セルロース、たんぱく質があり、たんぱく質の一種である「コラーゲン」は約1000個のアミノ酸がつながってできた線維が3本からみあった3重螺旋構造の高分子化合物です。

「高分子コラーゲン」と「低分子コラーゲン」

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コラーゲンのサプリメントのパッケージに「高分子コラーゲン」または「低分子コラーゲン」といった表示を見かけることがあります。
そもそもコラーゲンは高分子なのに、なぜ「高分子」と「低分子」があるのでしょうか?

簡単に住み分けると、コラーゲンを熱で変性させて抽出したものが「ゼラチン」=「高分子コラーゲン」であり、さらにゼラチンを酸や酵素などで加水分解したものを「コラーゲンペプチド」=「低分子コラーゲン」と言います。

ゼラチンを加水分解した「低分子コラーゲン」は、加工がしやすくドリンクや食品に添加したりと汎用性が高いのが特徴です。一方、「高分子コラーゲン」は加工が難しいため、粉末状のサプリメントが主流でです。

「高分子コラーゲン」と「低分子コラーゲン」の違いは?

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「低分子コラーゲン」は酸や酵素などで加水分解をしているため、体内で分解する過程が一部省略されているのでアミノ酸に分解されやすく、吸収されるスピードと吸収されてからペプチドとして血液中に現れる時間が早いのが特徴です。

対して、「高分子コラーゲン」は加水分解されていないため体内で分解する過程が省略されていませんので、吸収スピードは遅いですが血液中に現れるペプチドの量は「低分子コラーゲン」よりも多いという実験もあります。

吸収スピードと健康の関係は?

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吸収スピードが速いことと健康にいいことは一致しないのかもしれません。

例えば、白米と玄米を比べたとき、吸収スピードが速いのは白米ですが、より健康的なのは玄米です。また、白砂糖と黒砂糖を比べたときも同様で、吸収が速いのは白砂糖ですが、より健康的なのは黒砂糖です。

私たちが日常に食べているものはすべて分子が大きく、体内に持っている分解酵素によって少しずつ低分子化されて、ゆっくりゆっくりと身体に吸収されていきます。高分子コラーゲンもそれと同じように皆さんが持っている分解酵素でゆっくりゆっくりと低分子化されて身体に吸収されていくのです。