コラーゲンの役割って? 血管年齢を若く保つ方法

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血管年齢を若く保つことによって、健康や美容にも大きくつながります。

「血管年齢を若く保つ方法」と聞くと、血液をサラサラにしなければと思う方が多いのではないでしょうか?
実は血液をサラサラにするよりも優先すべきことがあります。
それは血管の弾力を回復させること。それにはコラーゲンが密接に関係しているのご存じでしたか?

今回は血管年齢を保つ方法と、コラーゲンの役割について紹介します。



血管年齢は美容と健康への第一歩

血管年齢は実年齢とともにある程度の衰えがあるのは仕方がないことです。
それでもある程度は、生活に気をつけるだけで血管の老化を防ぐことが可能です。

血管が老化してしまうとスムーズに血液を流すことができなくなるために、動脈硬化や脳梗塞などのリスクがあります。
また疲れやすくなったり、肌の老化にもつながるため、血管を若々しく保つことが美容と健康への第一歩と言われている理由です。



血管はコラーゲンでできている

コラーゲンは体のさまざまな場所に存在します。
血管もそのひとつで、血管の外壁はコラーゲンで覆われています。
そのコラーゲンが血管の弾力を維持してくれているのです。

加齢とともにコラーゲンが減少すると、小さな傷ができたときに修復されにくくなります。
これが血管の老化です。



血管の修復が何よりも重要

先にも紹介しましたが、血管年齢を若く保つためには血液をサラサラにすることよりも、血液の通り道を修復してあげることが重要です。
血管は、コラーゲンが減少して弾力を失い固くなることで切れやすい状態になってしまいます。

まずは、コラーゲンを積極的に摂取して弾力のある血管を目指していきましょう。



まずは生活習慣を見直そう

「喫煙者である」「いつも満腹まで食べてしまう」「睡眠時間の確保ができていない」「ストレスを感じやすい」という人は要注意です。

また、お肉をたくさん食べてしまう人も気を付けてください。お肉には動脈硬化の原因となるホモシステインの元のメチオニンという必須アミノ酸が含まれています。
本来、肝臓の機能をアップさせているメチオニンですが、代謝経路に異常が起こるとホモシステインを作り出してしまうのです。

ホモシステインは生活習慣病と老化の大敵ですから、元となるメチオニンを摂りすぎないことが大切です。
肉類や豆類、ナッツ類などに豊富に含まれているので、これらの食材を好んで食べる方は注意が必要です。



青魚には血液をサラサラにする効果が!

青魚にはDHAとEPAが豊富に含まれています。
特にEPAには血液をサラサラにしてくれる働きがあり、油であるために体内で固まることがなく、血液中の老廃物を排出したり、コレステロール値を下げる効果も期待できます。

なるべく青魚を摂るように心がけましょう。



料理に良質なオイルを取り入れて!

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エゴマオイルや亜麻仁オイルはα―リノレン酸が豊富で、この成分は体内でDHAやEPAに変わる性質を持っています。
いつものオイルをこれらの良質なオイルに変えるだけで、青魚を食べたときと同じ効果を得ることができます。
揚げ物やドレッシングなどは、こういった純度の高い良質なものに変えてみるのもオススメです。

血管年齢を維持するためには控えたい食材もあります。
乳製品やチョコレート、肉類には固まりやすい飽和脂肪酸が含まれるので、摂りすぎないように心がけるといいでしょう。

若々しい血管を維持して、体調も美容にもよい生活を目指しましょう。