女性だけじゃない! 男性の老化防止にもコラーゲン

女性だけじゃない! 男性の老化防止にもコラーゲン

食生活や食習慣の変化により、栄養バランスが偏りがちな現代人。
食事では不足しがちな栄養素を補給するためにサプリメントや栄養補助食品を活用する人も増えています。

しかし、サプリメントや健康食品にもさまざまな種類があり、自分にどの栄養素を摂るべきなのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、サプリメントの中でも人気の高い「コラーゲン」について、どのような効果があるのか、どんな人が摂るべきなのかなどをお伝えします。



コラーゲンは女性のためのもの?

コラーゲンと言えば「女性に人気が高い栄養素」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
コラーゲンには肌のハリや弾力性を保つ効果あり、美容やエイジングケアの観点から女性に注目されることが多いのは事実です。

しかし、コラーゲンは女性だけが摂るべき栄養素なのかと言えば、そうではありません。
男女関わりなく、ある程度以上の年齢の方はコラーゲンを摂ることで健康や老化防止にさまざまな良い効果が期待できるのです。

コラーゲン量は加齢により減少していく

そもそもコラーゲンというのは、私たちの身体を構成しているたんぱく質の一種です。
体内のたんぱく質の約30%を占めるのがコラーゲンで、皮膚や骨、軟骨、血管、内臓など全身のいたるところに存在しています。
細胞や組織を結び付ける働きや、コラーゲン同士が結びついてできるコラーゲン繊維によって皮膚や腱を支える働きなどを担っているのです。

体内ではコラーゲンの生成と消費が繰り返されていますが、20歳頃をピークに、生成と消費のバランスが悪くなり、加齢とともに体内のコラーゲン量は減少していきます。
特に40歳代から急激に減少し、60歳頃には20歳の頃の1/3ぐらいまで減ってしまうと言われています。

また、コラーゲンは加齢によって変質し、硬くなってしまうことも近年の研究で分かっています。

老化を防ぎ疾患リスクを抑えるためにコラーゲン補給を

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私たちの皮膚を支える真皮は、コラーゲン繊維が大部分を占めています。
加齢にともなう体内のコラーゲン量の減少と質の低下は、肌のハリや弾力性を失わせ、シワやたるみなどができる原因になります。これは何も女性に限った話ではなく、男性にとっても同様です。

コラーゲン量の低下や変質は、血管のしなやかさを失わせることにもつながります。
これは動脈硬化の原因となります。動脈硬化は高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などさらに重大な病気を引き起こすリスクを高めることがわかっています。

ひざなどの軟骨の大部分もコラーゲンでできているため、加齢によりコラーゲン量が減ることで、関節痛を引き起こす原因にもなります。

コラーゲン量が急速に減少し始める40歳代以降には、男女関わらずコラーゲンを補給することで、さまざまな健康リスクを抑えるとともに、見た目の若さを保つことにも役立つというわけです。