コラーゲンといえば肌をキレイにするために必要と思っている方は多いと思いますが、コラーゲンは肌だけに影響を与えているわけではありません。
加齢と共に体内のコラーゲン量が低下すると、肌以外のさまざまな部位にも影響が及んでしまうのです。
今回は「コラーゲン不足が与える体への影響」をテーマに、コラーゲンの重要性について考えてみたいと思います。
体内のコラーゲン量が不足すると、体には以下のようなさまざまな影響が及ぶといわれています。
1 血管が弱くなる
血管のほとんどはコラーゲンでできており、コラーゲンが不足すると老化によって傷んだ血管壁を修復する能力が低下するため、血管が弱くなってしまいます。
さらにそのままコラーゲンが不足した状態が続くと、血管内に血栓ができて動脈硬化になってしまうおそれもあるのです。
コラーゲンは、血管を正常な状態に保つために必要不可欠な成分であるといえるでしょう
2 傷が治りにくくなる
加齢と共に傷の治りが遅くなってきたと感じることはありませんか?
実は傷が治る早さとコラーゲン不足には大きな関係があり、コラーゲンが不足すると組織が細胞分裂をする速度が遅くなって、毛細血管から酸素や栄養も運ばれにくくなってしまうため、傷が治りにくくなってしまうのです。
コラーゲンを食べ物や健康食品からとって新陳代謝を良くすれば、傷が治る速度も早くなります。
3 脳が老化しやすくなる
脳とコラーゲンには一見何も関係がないように思えるかもしれませんが、実は脳細胞に栄養を補給する役割を持っている「グリア細胞」は、コラーゲン組織によって支えられています。
そのためコラーゲン不足によってグリア細胞が劣化したり消滅したりすると、脳の神経細胞に栄養が行き渡らなくなってしまうのです。
コラーゲンを補給することは、脳の老化やひいては認知症の防止に繋がるのです。
4 シワやたるみの原因になる
加齢と共に顔にシワやたるみができてしまうのは仕方ないことだと諦めている方も多いかもしれませんが、シワやたるみは「表情筋の衰え」と「肌のコラーゲン不足」の2つが主な原因であるといわれています。
そのため表情筋のトレーニングを行うと同時にコラーゲンの摂取もしていけば、シワやたるみの発生を防ぎやすくなるのです。
このようにコラーゲンが不足することで、肌だけでなく身体のさまざまな部分にも影響が及んでしまいます。
健康的な生活を送っていくためにも、食べ物や健康食品からコラーゲンを積極的に摂取していってくださいね。