白砂糖以外の甘味料を使って健康的な生活を!

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これまでの記事でお伝えした通り白砂糖には人体への悪影響があるため、健康的な食生活を送るためには「いかに白砂糖を摂取しないか」 ということが1つのポイントになってきます。

しかし白砂糖を使用している料理は多く、それを避けているだけでは食べられる料理が非常に少なくなってしまうため、代わりとなる 別の甘味料を探す必要があります。
そこで今回は黒砂糖以外で白砂糖の代用品となる甘味料について紹介をさせて頂きたいと思います。



・ハチミツ

ハチミツにはミネラルやビタミンB1、B6など、白砂糖にはない栄養素が多く含まれているため、砂糖の過剰摂取によるビタミンB欠乏症になる心配がありません。

しかし市販のハチミツの多くには白砂糖が混ぜられていて、さらに保存期間を長くするために低温殺菌がされています。
ハチミツは60度以上の加熱をすると中のビタミンやミネラルが破壊されてしまうため、健康のことを考えて選ぶ際にはそういったものを避ける必要があります。

そこでお勧めなのが「ローハニー」という熱を加えずに作ったハチミツです。
ローハニーはビタミンやミネラル以外にも、抗酸化物質やアミノ酸など多くの栄養素が含まれていることからスーパーフードと呼ばれています。
ハチミツを選ぶ際には「白砂糖が混ざっているか」「熱処理がされているか」などを確認するようにして、置いてあればローハニーを選ぶようにしましょう。



・メープルシロップ

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カエデの樹液から作られる甘味料であるメープルシロップは、ハチミツよりもカロリーが低く、ミネラルやカリウム、カルシウムが多く含まれています。
また砂糖に比べて加糖の割合が高いことから血糖値の上昇もゆるやかであるため、ホットケーキワッフルなどのお菓子を作る時にお勧めの甘味料となっています。
しかしこちらも中には白砂糖が含まれたものがあるため、選ぶ際には「原材料がメープルシロップのみと表示されているもの 「オーガニックもの」を選ぶようにしましょう。



・アガベシロップ

アガベシロップはメキシコ南アフリカなどの砂漠地帯で育つ、 数種類のアガベから絞った樹液を加工した製品です。

こちらも血中のブドウ糖濃度を上げにくい低GI食品として最近日本でも注目を集めているのですが、代わりに果糖である フルクトースの割合が非常に多くなっています。
そのためあまりアガベシロップを食べすぎると肝臓へ大きな負担がかかってしまうことがあるので、摂り過ぎには注意しましょう。



・甜菜糖

北海道などの寒い土地で栽培される砂糖大根やビーツを原料に作られる砂糖で、身体を温める作用がある甘味料です。

白砂糖のような人工的な製造過程を経ておらず、消化に時間がかかることからこちらも血糖値を上げにくく、さらに中に含まれている オリゴ糖がお腹の調子を整えてくれます。
ほとんど食べることによるデメリットは報告されていないのですが、中には遺伝子組み換えがされた商品もあるので、 表示をよく見ながら選ぶようにしましょう。

他にも「きび砂糖」「ココナッツシュガー」など、白砂糖の代わりになる甘味料はたくさんあります。
まずはこれらを少しずつ試していきながら、自分の好みの甘味料を見つけるようにしてみてはいかがでしょうか。