「自然派高分子コラーゲン」はなぜ豚皮コラーゲンにこだわったのか


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豚皮を選んだ『自然派高分子コラーゲン』

『自然派高分子コラーゲン』は、1990年の発売当時から豚の皮だけを使っている、珍しいコラーゲンでした。 もともとコラーゲンは、どの動物のものも同じだと思われていたので、原料の供給量が多い「牛由来」 のものが一般的に使用されてきました。

ところが、大阪医科大学元学長の山中太木(やまなか・もとき)医学博士は、 「種が違えば、コラーゲン
にも何らかの違いがあるはず」と考え、さまざまな実験を重ねてそれを証明しました。 違う動物から取ったコラーゲンは、実験の結果にも差が出るので、全く同じ物質ではないということがわかったのです。 コラーゲンは18種類のアミノ酸からできているのですが、動物が違えばアミノ酸の配列にも違いがあることもわかってきました。

さらに、コラーゲンには免疫力を高めたり、ガンを予防したりする力があることもわかり、 山中博士はコラーゲンを健康食品として摂取することを考えたのです。そのときに選ばれた原料は、 人間にもっとも近いアミノ酸配列を持つ「豚の皮」でした。

当時、山中博士の教え子だった、榎木義祐(えのき・よしすけ) 医学博士が、咽頭ガンになったのですが、山中博士の指導で放射線治療に豚皮コラーゲンを併用することによって克服することができました。

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オキナワン・パラドックス

一般的には豚肉料理は高脂肪で、しかもラードの高摂取につながって生活習慣病の誘因になると考えられていますが、 日本一豚肉の消費量の多い沖縄県は世界的に長寿地域として認められています。元沖縄県副知事でもある、 琉球大学の尚弘子(しょう・ひろこ)名誉教授は、この矛盾を「オキナワン・パラドックス」と名付け、 長寿になる理由のひとつに「豚皮に含まれるコラーゲン」を挙げています。沖縄の人は先人たちの知恵に学び、 コラーゲンがたっぷり含まれる皮の部分を捨てずに、脂肪分を取り除くことによって、上手にコラーゲンを摂取していたのです。 近年では沖縄でもコンビニ食が重宝されるようになり、だんだん寿命も短くなるのではと懸念されていますが、 豚のコラーゲンが豊富な沖縄の伝統食は、世界中で注目され続けているのです。