「噛むほど美人に!? 噛む回数と美容健康の関係とは?

column0714_06.jpg

美容と健康の為に食べ物に気を遣う女性はとても多いですが、食べ物を噛むことの大切さは意外に知られていません。
実はしっかりよく噛んで食べることで、驚きの美容健康効果が得られるのです。

その効果とはどんなものでしょうか?



美肌効果

column0714_07.jpg

噛む回数を増やすとお口の中に唾液が溢れてきますが、この唾液にはパロチンEGFといった美肌に良い成分が含まれています。

・パロチン
唾液に含まれるパロチンは成長ホルモンの一種で、皮膚の新陳代謝を活発にして老化を防ぎ、髪を健康で艶やかに保ちます。
また、骨や歯の生石灰化を助ける効果もあり虫歯や骨折を防いでくれます。
このパロチンは現在、皮膚炎の治療薬としても使われています。

・EGF
タンパク質の一種であるEGFは皮膚表面の受容体と結びついて肌細胞の再生を促します。
肌細胞の再生が促されると、肌荒れやニキビが早く治りやすくなり、肌トラブル改善に役立ちます。
また、新たな細胞の生成を促して肌の新陳代謝を高め、ターンオーバーを正常にして美肌を作り出してくれます。



脳の活性化促進

column0714_08.jpg

脳を活性化させるためには、脳内で神経伝達物質であるセロトニンを分泌させることが大事です。
セロトニンは精神を安定させ、自律神経のバランスを整えてくれます。
正常にセロトニンが分泌されなければ、うつ状態になってやる気が起きず、脳が活性化されません。

セロトニンを増やす方法はいくつかありますが、リズミカルに噛むという動作がとても良いとされています。
顎を動かしてテンポよく噛むと、心も落ち着きストレス発散になるので脳が活性化されるのです。



小顔効果

普段の生活ではなかなか鍛えられない顔の筋肉は噛む時によく使われています。
スルメなどをずっと噛んでいると、口周りと顎の筋肉が痛くなって疲れますよね?
噛む回数を増やすことは、顔の筋肉のトレーニングになるのです。

また、噛んで口周りを動かすと血行が促進されて顔のむくみが取れてきます。
顔のリンパ腺も噛むことで刺激され、滞ったリンパ液がスムーズに流れ出し、顔のくすみが解消されます。
噛む回数を増やすことで、ぜい肉やむくみのない小顔に近づけるのです。



免疫力アップ

免疫力が低いと肌荒れや体調不良を起こしやすいため、美容に免疫力はとても大切です。

唾液がたくさん分泌されると、唾液の中のアミラーゼという消化酵素が消化を促進し、胃腸が消化の為に使う酸素が不要となり、余った酸素が体の維持に使われて免疫力がアップします。



口内環境を清潔に保つ

column0714_09.jpg

唾液には口の中を細菌感染から防いで清潔に保ったり、歯をコーティングして菌から守ったりする役目があります。

しかしあまり噛まずに食事をすると普段から唾液分泌量が少なくなり、口内環境が悪化してしまいます。
女性が虫歯や歯周病にかかると、それだけで不潔なイメージを持たれてしまいます。
唾液分泌量が増えれば口内環境を清潔に保てるので、噛む回数を意識することが重要なのです。



噛む回数が多いといいことばかり!

よく噛んで食べることによるメリットを知ると、早速試してみたくなりますよね。
今まで噛む回数を意識したことがない方も、これからはひと口30回を目安にして噛む回数を増やしていきましょう。

噛むことは顔の筋肉を鍛え、たくさん唾液を分泌し、それによってあなたの美容を守ってくれます。
噛む回数を増やすことは、知らず知らずのうちにあなたを美しくするのです。