生姜と言えば、身体をポカポカと温めて冷え性の改善に役立つという効果が有名です。
また、殺菌作用があり、薬味として添えることで食中毒を防ぐ働きがあることをご存知の方も多いでしょう。
実は生姜のもたらす良い効果は、温め効果や殺菌作用だけではありません。
ここでは、生姜を食べることで得られるうれしい効果を4つご紹介します。
生姜に含まれる辛み成分には、血管を拡張し、血液の流れを促す働きがあります。
これは生姜が身体を温め冷え改善に効果的な理由でもありますが、肩こりや頭痛の緩和にも役立ってくれるのです。
つらい肩こりや頭痛の大きな原因となっているのが血行不良です。
生姜を食べることで全身の血行が良くなれば、血行不良によって起こる肩こりや頭痛などの症状を和らげることにつながります。
乗り物酔いやつわりなど、吐き気を抑えたいときにも生姜が効果的です。
生姜は漢方薬では「生姜(しょうきょう)」と呼ばれ、吐き気やげっぷを抑える効果があるとされています。
ヨーロッパでもつわりを抑える薬として生姜が使われてきたようです。
においなどに反応して吐き気をもよおしやすいつわりの際の食事には、生姜を使った料理を取り入れるのがおすすめです。
呼吸で体内に取り込んだ酸素の一部は、活性酸素に変化します。
活性酸素は本来、体内に侵入した細菌やウイルスなどの外敵を攻撃する働きを持つものですが、過剰に増えすぎると自分自身の細胞を傷つけ、シミやシワなど老化の大きな原因となってしまいます。
生姜に含まれる辛み成分の一つ「ショウガオール」には、活性酸素を除去する強力な抗酸化作用があります。
生姜を食べることで若々しく美しい肌を守ることにもつながるのです。
生姜に含まれる辛み成分の一つ「ジンゲロール」には、免疫細胞(白血球)の数を増やし、免疫力を向上させる作用があるとされています。
また、生姜を食べて血流が促され体温が高まることによっても免疫細胞の働きが高まるため、感染症やがんなどのリスクを軽減することにつながります。
病気を予防して健康を保つためにも生姜を積極的に食べるのは効果的です。
生姜を食べることで期待できる効果のうち、あまり知られていないものを4つご紹介しました。
身体に良いことがいろいろある生姜、ぜひ毎日の食事に取り入れてみることをおすすめします。