カップラーメンはなぜ悪い? その影響と理由とは

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お湯を注ぐだけで手軽に食べられるカップラーメン。
よくお世話になっている人もいるでしょう。
しかし、カップラーメンは体にさまざまな悪影響を及ぼします。

カップラーメンが体に与える影響と、体に悪いと言われている理由について紹介します。



ビタミンやミネラルの不足と塩分の摂りすぎ

カップラーメンには野菜や海藻、肉類などがほとんど入っておらず、カップラーメンばかり食べる生活をしていると、確実に栄養が偏ってしまいます。

また、カップラーメンにはかなりの塩分が含まれているため「ついついスープまで飲み干してしまう」という人は特に注意が必要です。
塩分を摂りすぎると腎臓に負担がかかり、むくみや疲労感などの症状もあらわれます。

化学調味料もふんだんに使われているので、食べ続けることで化学調味料の過剰摂取になり、最終的には味覚が狂ってしまう恐れもあるのです。



体に悪い脂質もたっぷり

カップラーメンに使われている麺は、油で揚げたものが使われている場合が多いです。
この麺を揚げた油が空気に触れて酸化することで、毒性のある過酸化脂質に変化していると考えられます。

酸化した油を摂ることで、腹痛や下痢などの症状が現れることも少なくありません。
また長期間摂り続けてしまうと、動脈硬化や細胞機能の障害などの健康被害が起こる恐れもあります。



添加物にも要注意

塩分や酸化した油も体に悪影響を及ぼしますが、添加物にも注意が必要です。
ほとんどのカップラーメンには添加物が入っており、その種類はさまざまあります。
中でも気にしてもらいたいのが「リン」と「カラメル色素」です。

リンを過剰に摂取すると、腎臓機能の低下や体内のカルシウム欠乏症、さらに副甲状腺ホルモン分泌異常などの健康被害を引き起こす可能性を高めてしまいます。
カラメル色素にはいくつか種類がありますが、その中に発がん性のあるものも存在します。

大量に含まれていることはありませんが、摂り続けることで体内に蓄積し、細胞がガン化する恐れも考えられます。



カップラーメンで起こりうる病気とは

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カップラーメンを食べ続けることで、さまざまな病気を発症する可能性もあります。
メタボリックシンドロームや糖尿病、高血圧や高脂血症、さらに脳卒中や脳梗塞や心筋梗塞になってしまうリスクが高まるのです。

カロリーは多く含んであっても栄養価はほとんどないため、食事としてカップラーメンを摂っていても栄養失調になる恐れもあります。

どうしても食べたいときは、ノンフライ麺を選ぶようにし、スープは飲み干さない、野菜や海藻を合わせて食べるなどの対策を行うように心がけてください。
そして、一週間に1回以上は食べないことが大切です。

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